ピアノの楽譜を見ると、pやfと言った記号が書かれています。
pは「ピアノ」と読み、意味は「弱く」で、fは「フォルテ」と読み、意味は「強く」で
す。
要は音の強さに対する作曲者の指示ですね。
これらの作曲者のことばによる指示をまとめて「楽語」と言います。
このpやfなのですが、音符ほどには注目していないピアノ学習者がたまにい
らっしゃいます。
「pってどういう意味でしょうか?」と聞いたら、すでに3,4年ピアノを習ってきた
のに答えられない方に会ったこともあります。
ですがこれらの楽語は、作曲者がダイレクトに「こう弾いてほしい」という気持
ちを伝えているものですから、その曲を弾く上でも理解する上でも音符と同じ
ように非常に大切なものなのです。
その上、主な楽語を覚えるのは1か月もあればできることです。
ですから、これらの楽語を決して軽視することなく、その意味をきちんと把握し
実践することを、是非ピアノを始めた時から意識してやって頂きたいと思いま
す。