一部の私立中学では、「音程」の問題が音楽のテストに出るようですね。
音楽を全くやっていない生徒さんにとっては、音程の問題はかなり難しいと
思います。
「覚えなければならない部分」と、「考えなければならない部分」があり、それ
ぞれの部分が結構複雑だからです。
ですので、音程の問題に苦労していらっしゃる生徒さんのため、これから何
回かに分けて音程の問題の解き方を書いていきたいと思います。
第1回の今日は、まず「覚える部分」の最初として、1度について書きます。
音楽で言う1度とは、「ドとド」「レとレ」といった、同じ音のことを言います。
ちなみに2度は「ドとレ」「レとミ」~などのことです。
そしてこれら1度や2度のことを度数といいます。
音程の問題では、この度数はまず#や♭がつかない音(幹音といいます)から
考え始めるとわかりやすいです。
第1回目の今日是非覚えて頂きたいのは、#や♭がつかない「ドとド」「レとレ」
「ミとミ」「ファとファ」「ソとソ」「ラとラ」「シとシ」はすべて完全一度だということ
です。
なぜ「完全」がつくのか、他に何があるのか?は、次の回に書きます。