作曲家について覚えるシリーズ、今日はスメタナです。
スメタナ
オーストリア領だったチェコのボヘミア南東部の町で生まれました。19歳の時単身プラハへ出てプロクシ氏からピアノと作曲を学び、音楽教師をしながら創作を開始しました。当時チェコがオーストリアのハプスブルグ帝国の統治下にあったため、スメタナは早くから民族意識にめざめ、民族独立運動にも積極的に参加しました。また24歳の時にはリストの援助を受けプラハに音楽学校を作り、これが現在のプラハ音楽院の前身となりました。42歳の時オペラ「売られた花嫁」が大成功をおさめますが、50歳を過ぎた頃から耳の病気が悪化し、精神的にも不安定になってしまいます。名高い「モルダウ」を含む連作交響詩集「わが祖国」は、その困難な時代に生まれた作品です。最晩年に作曲された二つの弦楽4重奏曲も彼の代表作です。
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スメタナ(1824~1884)
チェコの作曲家。チェコ国民音楽の父といわれる。代表作は連作交響詩「わが祖国」、弦楽四重奏曲第1番、第2番、オペラ「売られた花嫁」など。