作曲家について覚えるシリーズ、第8回はメンデルスゾーンです。
ドイツのハンブルクに生まれ、ベルリンで育ちました。祖父は高名な哲学者モーゼス・メンデルスゾーンで、家は裕福でした。文豪ゲーテとの交流も有名です。幼い頃からツェルターらに音楽を学び、9歳でピアニストとしてデビュー、16歳頃から「弦楽八重奏曲」などの作曲を始めました。メンデルスゾーンはロマン派初期を代表する作曲家で、メロディーの美しさが際立ち、音楽による情景描写の才能も秀出ていました。また、当時その存在を忘れられかけていたバッハの「マタイ受難曲」を復活再演させた功績も大きいです。代表作はヴァイオリン協奏曲ホ短調op.64、管弦楽曲「真夏の世の夢」、ピアノ曲「無言歌集」などです。
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メンデルスゾーン(1809~1847)
ロマン派初期を代表するドイツの作曲家。気品と均整のある美しい作品を残した。代表作は管弦楽曲「フィンガルの洞窟」交響曲第4番「イタリア交響曲」など。