作曲家について覚えるシリーズ、第6回はベートーヴェンです。
ベートーヴェン
ドイツのボンに生まれました。宮廷歌手の父より、子どもの頃からピアノを習い、後に宮廷オルガン奏者のネーフェから作曲を学び、12歳の時には最初の作品を書きました。22歳の時ウィーンに留学し、ハイドンやサリエリらに師事し、ピアノ奏者として活躍しながら作曲を学びました。しかし20代後半から耳に異常が起こり始め、ついには聴力をほとんど失いました。その悲しみのため遺書まで書きましたが、その苦しみを乗り越え、交響曲第2番~第6番、オペラ「フィデリオ」などの傑作次々世に送り出しました。
ベートーヴェンは古典派から初期ロマン派の時代にかけて活躍した最も重要な作曲家で、ハイドンやモーツァルトの伝統を受け継ぐだけではなく、様々な様式を自分のものにした独創的な作曲家でした。また、貧しさ、孤独、病気といった苦悩を乗り越え不滅の傑作を生み出したことから、「楽聖」とも呼ばれています。
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ベートーヴェン(1770~1827)
ドイツの作曲家で、主にウィーンで活動。ウィーン古典派様式の完成者。「楽聖」と呼ばれる。代表作は交響曲第3,5,6,7,9番、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」、ピアノソナタ第14番「月光」など。