作曲家について覚えるシリーズ④は、ハイドンです。
ハイドン
現在のオーストリアのローラウに生まれました。幼い頃より歌がうまく、8歳の頃ウィーンの聖シュテファン大聖堂の聖歌隊に加わり、二コラ・ポルポラに学びました。変声期を迎えて聖歌隊を去りますが、その後独学で音楽を学びました。25歳頃ボヘミアの貴族モルツィン伯爵家の楽長となり、さらに29歳の時にはハンガリーのエステルハージ侯爵家の副楽長になり、後に楽長になりました。彼の名声は国際的に広まっていき、ロンドンでの演奏会で聴衆を魅了し、帰国後オラトリオ「天地創造」「四季」の成功によって地元ウィーンでも確固たる地位を築きました。ハイドンは18世紀後半の「古典派時代」の最も重要な作曲家で、モーツァルトやベートーヴェンに大きな影響を与えました。代表作は交響曲第94番「驚愕」、交響曲第101番「時計」、弦楽4重奏曲集(ロシア4重奏曲)などです。
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ハイドン(1732~1809)
オーストリアの作曲家。古典派時代を代表する作曲家で、100余りの交響曲を作ったことから「交響曲の父」とも呼ばれる。代表作はオラトリオ「天地創造」交響曲「驚愕」など。